大韓民国守護勢力対反大韓民国勢力の理念戦争 #1

大韓民国守護勢力対反大韓民国勢力の理念戦争

韓国では一般国民が気付かないうち文化戦争が熾烈に展開されている。韓国社会の文化的ヘゲモニーを掌握した大韓民国の反対勢力(以下 反韓國勢力)が大韓民国のあれこれ側面の正当性を否定する観念を大衆の脳裏に浸透させるための努力を多方面から様々な手法で展開しており、大韓民国守護勢力(以下 韓国守護勢力)がそれに対してかろうじて抵抗している。

▲ヤンドンアン韓国学中央研究院 名誉教授

韓国で展開されている文化戦争は反韓國勢力と韓国守護勢力が文化の領域で展開する思想対決だ。反韓國勢力は自由民主主義の政治体制と市場経済体制を社会主義体制に変革しようとする思想を持っている韓国守護勢力は自由民主主義政治システムと市場経済体制を擁護しようとする思想を持っている。

韓国で進行中である文化戦争は、このように反韓國勢力と韓国守護勢力間の思想対立から始まった対決だが、文化的ヘゲモニーを掌握することでこの戦争の主導権を掌握している反韓國勢力は、戦術的な理由からまるで文化戦争が展開されていないかのように、思想対決がないように偽装するため、一般国民は韓国の社会で文化戦争が行われているという事実に気付かないだろう。

歴史の教科書の議論から李承晩 – 朴正煕論争まで中・高校の韓国史教科書の内容に含まれている歴史歪曲と韓国史教科書の国政化するかどうかをめぐる論争、李承晩大統領と朴正煕大統領の業績を批判した動画をめぐる社会的議論、様々な映画に含まれている大韓民国に対する否定的、また肯定的メッセージをめぐる議論、「ニムのための行進曲」という反体制革命歌謡を光州民主化運動記念式の指摘曲に指定する問題をめぐる論争、労働改革をめぐる論争などは、全てが思想的な対立から生まれた文化戦争の一部である。